偏差値が60を超えて来た頃、日東駒専レベルの問題ならば結構正解出来るようになってきました。でも、ここから伸び悩みました。その時の勉強法はどうやったかをお話します。
薦められた勉強それは理屈を鍛える勉強法
MARCHなどいわゆる難関私大のレベルの問題も解けるには解けますが、いまいち正解率が低い。実力はついてきているはずなのに・・・なんでだー!スランプ?俺もここまでか・・・
カピバラに似てる兄にどんな勉強をしたら良いのか?聞いて見ると「答えを出す理屈を鍛えろ」との事。全く意味がわからずハナクソほじっていると・・・「理屈を鍛えるのは応用力のことだよ」と。
こうだからこうなる!理屈を鍛える
基礎を暗記で固めたら、次はその基礎の知識の使った答え方の幅を広げらないといけないのです。それが応用力です。たとえば、バットの素振りばかりしていても実際の試合じゃヒットが打てないのと同様に、生きた球に対応する練習をしなきゃいけないという事です。
生きたボールに対応する力とは、難しい問題を解く力。難関私大などで出される少しひねってある問題です。暗記しただけでは答えられない問題導き出す力を付ける。
ちょっとだけレベルの高い問題に触れる
基礎力では答えられない問題とは、少しだけ意地悪な問題のこと。少し考えなければいけない問題のことです。僕は、旺文社の良問集やZ会の問題集を使ってました。
自分で考えて考えて考えぬく時間を取り入れたら大きな差が
旺文社の良問集とZ会は良問揃いだと思います。Z会は兄の使っていた教材をもらったのですが、口コミの通り、たしかに難しい。「わからないからってすぐに答えを見るんじゃねーよ」とアピバラ似の兄に怒られながら・・・悪戦苦闘が始まりました。わからない問題を考える時間を作る時間とは、暗記した基礎事項のどれを使えばいいのか?頭の引き出しの中を探す作業。そして全く知らない事柄でもどこかで基礎事項と繋がっているので、基礎の理解してる部分をどのように広げていけばいいのか?がわかるようになりました。それがゼット会の問題をやっている時。
答案を作るとはどういう作業なのか?
そもそも答えがわからないとは、自分の頭のレベル以上のものに触れているから起こることです。例えば、「森のくまさん」を読んで、女の子がクマと出会ったのはどこでしたか?という質問に即答出来るのは、自分の頭のレベルが本の内容の上を行っているからです。
たぶん、東大・早稲田・慶應なんかの問題もこの理屈だと思います。一度添削をやってみて、わからなかったら、もうそこでスパッと諦めます。だって今の自分の頭のレベル以上なんだから。
でもでも、ただ諦めるのではなくて、なんとなくでいいので「分からない理由」を考えておくのがすげー大事です。例えば、ここにはたぶんあそこの公式を使うんじゃないか?とか、ここには俺の知らない構文があって汲み取れないから訳せないんじゃないか?という具合です。
分からないなりに予想を立てたら次は、その月のz-studyをひっくり返してみまくります。必ずどこかにヒントがあるはずです。分からなければ他の参考書、辞書、用語集なども総動員。そうして苦労して出した答えのその解法は、テトラポッドにはりつくフジツボくらいしぶとく脳内に「解法の引き出し」として残ります。
なので添削問題に答えられなくても気にする必要はありません。実際、自分も、最初は添削が難しくて、答えられない問題が多くありました。あまりに悩みすぎて息が臭くなって図書館の自習室を出禁になった事がありました。そんな息が隅田川の端っこのような匂いになった僕でも、上のような方法に切り替えてみたのです。
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